裂肛・裂痔・切痔(きれじ)
裂肛・裂痔・切痔(きれじ)
◆ぢ(痔)とは?◆
ぢ(痔)とは肛門周囲に生じる痔核(いぼじ)、痔瘻(じろう)、裂肛・裂痔・切痔(きれじ)などの病気の総称です。
ぢ(痔)は成人の約3分の1が患っていると言われるほど一般的な病気とされています。
しかし患部が肛門周辺であるため「恥ずかしい病気」というイメージがつきまとってしまい、そのため受診をためらう人が多いのが実情です。
初期段階のぢ(痔)は生活習慣の改善や薬物治療といった内科的治療によって根治させることが可能ですが、放置によって悪化すると外科的治療が必要になることもあります。
また、ぢ(痔)の症状の一つである排便時の出血は大腸がんの症状と酷似しているため、勝手にぢ(痔)と思いこむことによってがんの早期発見が遅れてしまうという危険性もあります。
◆裂肛・裂痔・切痔(きれじ)◆
肛門が避けて切り傷が出来た状態です。
慢性化することによって重症化し、炎症を起こす事で潰瘍化したり肛門ポリープが出来る原因となります。
◆裂肛・裂痔・切痔(きれじ)の原因◆
便秘などによって硬くなった便が排便時に肛門の外壁を傷つけることによって発生します。
◆裂肛・裂痔・切痔(きれじ)の症状◆
出血
排便時の痛み
◆裂肛・裂痔・切痔(きれじ)の治療方法◆
初期段階の痔核(いぼじ)や裂肛(きれじ)は、専門家による適切な指示に基づく生活習慣の改善と薬物治療によって根治することができるとされています。
痔瘻(じろう)は薬物治療で根治させることができないため外科治療が必要です。
ぢ(痔)の治療に使用される薬には、坐薬、塗り薬、そして内服薬があります。
このうちの坐薬や塗り薬には、排便時に肛門の粘膜を保護することによって痛みや出血を緩和させる作用があり、一方内服薬には便を軟らかくしたり、炎症を抑えたりするなど作用があります。
しかし、これらの薬はあくまでも症状を緩和するための対処療法薬でしかありません。
ぢ(痔)を根治させるにはこれらの薬物療法で症状を緩和しつつ、ぢ(痔)の原因となる便秘や下痢、或いは免疫力の低下を適切な食事適切な食事や、適度な運動、充分な睡眠などによって予防する必要があるとされています。