以下の場合、ユリマックス0.4mgを絶対に服用しないでください。
・ユリマックス0.4mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
【慎重服用】
・起立性低血圧のある人: 症状が悪化するおそれがあります。
・重篤な肝機能障害のある人: 血漿中濃度が上昇するおそれがあります。
・重篤な腎機能障害のある人: 血漿中濃度が上昇するおそれがあります。
・高齢者: 腎機能が低下していることがあるので、腎機能が低下している場合は0.1mgから服用を開始し、経過を充分に観察した後に0.2mgに増量してください。 0.2mgで期待する効果が得られない場合にはそれ以上の増量は行ないでください。
・ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤を服用している人: 併用により症候性低血圧が現われるとの報告があります。
【重要な基本的注意】
・ユリマックス0.4mgの過剰服用により血圧低下が予想されるので、服用量に注意してください。
・立位血圧が低下することがあるので、体位変換による血圧変化に注意してください。
・ユリマックス0.4mgによる治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、ユリマックス0.4mg服用により期待する効果が得られない場合は、手術療法などほかの適切な処置を考慮してください。
・めまいなどが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う作業に従事する場合には注意してください。
・ユリマックス0.4mg服用開始時に降圧剤を服用している場合には、血圧変化に注意し、血圧低下がみられたときには減量または中止するなど適切な処置を行なってください。
遮断薬を服用中または過去に服用経験のある人において、遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群が現われるとの報告があります。