Q 300(硫酸キニーネ)300mg 500錠

11560 円 !! 特別な治療法がなかった「こむらがえり」の特効薬として有名に!キナの樹木から採れるキニーネがこむらがえりを防ぐ!本来は熱帯熱マラリア治療薬!

Q300 (Quinine Sulphate) - 300mg (500 Tablets)

內容量 : 500錠
価格: 11560 円

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有効成分

硫酸キニーネ(Quinine Sulphate)

 

製造国

ニュージーランド


製造元

Pacific Pharmaceuticals


●こむらがえり
大人:
1日300~650mgを2~3回に分割経口服用します。

●マラリア クロロキン抵抗性熱帯熱マラリア
大人:
8時間毎に600~650mgを下記①~③のいずれかと組み合わせて、少なくとも3日間服用します(東南アジアでは7日間)。
①同時に/引き続き:テトラサイクリン系抗生物質250mgを6時間毎7日間服用
②同時に:スルファドキシン1.5gとピリメタミン75mgを一緒に服用
③同時に/引き続き:クリンダマイシン900mgを1日3回3日間服用

小人:
8時間毎に 8.3mg/kgを下記①~③のいずれかと組み合わせて、少なくとも3日間服用します(東南アジアでは7日間) 。
①同時に/引き続き:テトラサイクリン系抗生物質5mg/kgを6時間毎に7日間服用(8歳以上の小児)
②同時に:スルファドキシン25mg/kgとピリメタミン1.25mg/kgを一緒に服用
③同時に/引き続き:クリンダマイシン6.7~13.3mgを1日3回3日間服用

胃腸の不快感を軽減するためには食中/食後の服用をお勧めします。

Q 300の有効成分の硫酸キニーネは、中米コスタリカから南米ボリビアを原産地とするアカネ科の樹木であるキナの樹皮に含まれるアルカイド(窒素原子を含み、塩素性を示す天然由来の有機物)で、解熱作用、抗マラリア作用、鎮痛作用、抗炎症作用などがあります。
これらの作用のうちで特に抗マラリア作用において優れているため、抗マラリア薬として使用されてきましたが、激しい運動の後や夜間によく起こるこむらがえりの予防にも有効であるとしてマラリア感染地域以外では鎮痛剤として広く使用されています。
キニーネは水溶性が低いため、薬剤の有効成分としては塩酸キニーネや硫酸キニーネといった形で用いられています。

●こむらがえり
「こむらがえり(こぶらがえり)」とは下肢、特にふくらはぎに起こる一過性の筋痙攣のことで、一般的には「足が攣る(つる)」と表現されます。
激しい運動、水泳の後や睡眠中に現れることが多く、下肢の筋肉の一部に強い痛みを伴ったけいれんが起こり、数十秒から数分間続きます。
原因としてミネラル不足による筋肉の異常収縮や下腿静脈のうっ血、筋肉の激しい疲労、寒冷、過度の緊張などが挙げられていますが、はっきりとした原因はわかっていません。

神経から筋肉への情報伝達を円滑にするには、活動電位といわれる体内における微弱な電位変化が関わっていますが、この電活動電位には不応期と呼ばれる刺激に反応しない時期が存在します。

Q300の有効成分であるキニーネには、筋肉の収縮/収縮情報伝達因子であるカルシウムの筋繊維内への分布を増強する働きがある一方で、骨格筋の筋繊維に直接働きかけてその収縮情報の不応期を増長させる作用があるため、結果として筋強縮の刺激を軽減させます。

また運動神経終末から発せられたアセチルコリンからのシグナルを受ける運動終板という部位の興奮性を減少させる作用により、運動神経が受けた刺激による筋けいれんが減少すると考えられています。

●マラリア
マラリアは熱帯、亜熱帯地域に広く分布する原虫感染症で、蚊の一種であるハマダラカによって触媒されます。
統計上1年間に3億~5億人が感染し、150万~270万人の死者がいると言われています。
日本においては触媒するハマダラカの撲滅により、年間100~150件の海外旅行先で感染した輸入マラリア患者のみとなっていますが、患者数の少なさから認識が低く、風邪などと誤診されて適切な治療が遅れるため死亡するケースも報告されています。
マラリアに感染すると一定の潜伏期間(通常1~3週間程)の後、突然ふるえがきて、頭痛、吐き気、関節の痛みを伴う40℃を超える高熱が出ます。

マラリアは、ハマダラカによって吸血された時に、ハマダラカの唾液を介して体内に侵入したマラリア原虫によって引き起こされます。
体内に侵入したマラリア原虫はまず肝臓内に侵入します。肝臓内で成熟した後に肝細胞を破壊して赤血球に移り、赤血球内でさらに増殖します。
その後、赤血球を破壊して血液中に出て、新たな赤血球への侵入、破壊を繰り返します。

マラリアの中でも熱帯熱マラリアに感染すると、感染した赤血球が細かい血管の壁に付着して血管を詰まらせるために脳、肺、腎臓など多くの臓器がダメージを受け、場合によっては命を落とす危険性もあります。
合併症の一つである脳性マラリアは、熱帯熱マラリア合併症のうち最も危険なもので、高熱、頭痛、眠気、せん妄、錯乱、けいれん発作、昏睡といった症状を引き起こします。
また、赤血球が破壊されることによって血中に放出されたヘモグロビンが尿内に排泄されるため、尿が黒くなる黒水熱といった合併症があり、これは腎機能を著しく損害します。

Q 300の有効成分であるキニーネの抗マラリア作用は、はっきりとは解明されていません。一般的には殺シゾント薬としてマラリア原虫の増殖を阻害することによって、抗マラリア作用をもたらすと考えられています。
熱帯熱マラリア原虫は二分裂や多分裂、あるいは出芽といった無性生殖で増殖します。キニーネは熱帯熱マラリア原虫とともに血流の中に入り、マラリア原虫のDNAに結びついてマラリアの増殖作用を阻害すると考えられ、その作用により病状が改善させられると言われています。

キニーネは抗マラリア第一薬として1940年頃まで広く使用されていました。しかし重度の副作用が懸念されることや、比較的副作用が少ないと言われるクロロキン、メフロキンといったマラリア薬が開発されたこともあり、一時はほとんど使用されなくなっていました。

しかし最近ではクロロキン、メフロキンが効かない薬剤耐性マラリアの出現により、クロロキン耐性、メフロキン耐性熱帯熱マラリアの治療薬として使用されています。

マラリアには予防ワクチンがないため、マラリア感染予防には事前に抗マラリア薬を予防内服することによって感染を避けるしか手段がありません。
キニーネは体内に侵入したマラリア原虫に対して効力を発揮する薬です。予防薬としての効果はありませんので注意して下さい。

●こむらがえり
ほとんどが病気と無関係であるために、特別な治療薬はありません。
一般的にはビタミンEの摂取が効果的と言われています。

●マラリア
Q 300と同じキニーネを有効成分としたものには、塩酸キニーネを有効成分とした塩酸キニーネ「エビス」(エビス製薬)、「純生」塩キ(純生薬品)や塩酸キニーネ「ホエイ」(マイラン製薬)などがあります。

そのほか代表的なマラリア予防、治療薬としてはアトバコン・ブログアニル合剤のマラロン(グラクソスミスクライン)、アーテメター・ルメファントリン合剤のリアメ、コアルテム(ノバルティス・ファーマー)、クロロキン薬のリバキン、アラレン(サノフィ・アベンティス)、アブロクロール(アストラゼネカ)、クロロキン・ブログアニル合剤のサヴァリン(アストラゼネカ)、ドキシサイクリン薬のビブラマイシン(ファイザー)、パルドリン薬のパルドリン(アストラゼネカ)、メフロキン塩酸塩を有効成分としたメファキン「ヒサミツ」錠(久光製薬)やピリメタミンを有効成分としたファンシダール(中外製薬)などがあります。

Q 300の有効成分キニーネに過敏症の方、溶血症の方、視神経炎の方はQ 300を使用しないでください。

動脈細動やそのほか重度の心疾患を患っている方のQ 300の使用は医師の指示のもとに慎重に行なってください。

キニーネは低プロトロビン症を引き起こしたり、抗凝結剤作用を増強する可能性があります。

キニーネは筋無力症を悪化させる場合もあり、そのような疾患を持った方に対する使用には注意が必要となります。

キニーネは胎盤を通過し早産、流産、死産、奇形などを起こすと報告されています。妊婦、妊娠の可能性のある方はQ 300の使用を避けてください。ただしマラリアにかかっている妊婦の方や授乳中の方は医師と相談の上でQ 300を服用するようにしてください。

キニーネは母乳に移行すると言われていますので授乳中の方はQ 300の使用を避けてください。

黒水熱やグルコース-6リン酸脱水素酵素欠乏症の方の使用は、薬効が危険性を高まると医師に判断された場合のみ使用するようにしてください。

Q 300の使用前にビタミン剤、ハーブを含めて服用中の薬を医師に報告して下さい。

アルミニウム含有の制酸剤との併用はキニーネの吸収を遅延させたり、減少させる場合があります。

抗胃潰瘍薬、ヒスタミンH2遮断薬であるシメチジンとの併用によってキニーネの代謝が低くなり、キニーネの効果を強めます。

ダイオキシンとの併用は血中内のダイオキシン濃度を高めます。

抗マラリア薬のキニーネ誘導体であるメフロキンとの併用はてんかん、心電図異常、心臓発作を引き起こすリスクが高くなります。

神経筋ブロック薬との併用は神経筋ブロック作用を増強し、呼吸困難をもたらす可能性があります。

抗生物質であるリファブチンやリファピシンとの併用は代謝を高めてキニーネの効力を減少させます。

エイズ治療薬のリトナビルとの併用はQ 300の体内に取り込まれる薬物の量を上昇させるおそれがあります。

炭酸脱水素酵素阻害薬であるアセタゾラミドや炭酸水素ナトリウムなどの尿のアルカリ化薬との併用はキニーネの血中内濃度を高め、中毒性を高めます。

抗凝結薬であるワーファリンとの併用はワーファリンの薬効を高め、出血の危険性を高めます。

抗アレルギー薬であるアステミゾールとの併用はQT延長や心室性不整脈などの重度の心血管系の副作用を引き起こす可能性を高めます。

直ちに医師の診断を受け、適切な処置をして下さい。

Q300の有効成分である硫酸キニーネの過剰摂取は、命に関わる副作用を引き起こす危険性があります。急激な過剰摂取によって以下のような症状が現れることがあります。

けいれん、吐き気、嘔吐、耳鳴、失聴、頭痛、血管拡張、視覚障害などのキニーネ中毒の症状

視野障害は重度に至る場合もあり、意識障害、昏睡、呼吸抑制、不整脈、心原生ショックなどのリスクもあります。さらに成人の2~8gの服用による死亡も報告されています。また、多量のキニーネ摂取には催奇性があり、流産の可能性を高めると言われています。

眼毒性の症状には霧視、色盲、視野狭窄、失明などがあります。これらの症状はQ 300の服用後、数時間後から数日後に現れると言われています。視覚障害は徐々に回復させることができますが、後遺症が残る場合もあります。

心血管の毒性は伝導異常、心室リズム障害、狭心症、心臓発作や循環不全につながる低血圧があり、低カリウム血症が引き起こされる可能性もあります。

Q 300の服用を忘れた場合は、気がついた時に服用するようにしてください。ただし規定の服用時間から4時間以上たっている場合は忘れた分を飛ばして、次の回から服用するようにしてください。忘れたからといって2回分を一度に服用することは絶対にしないで下さい。

Q 300の副作用としては次のようなものがあります。

中枢神経系:頭痛、めまい、失神、憂慮、焦燥感、興奮、混乱、せん妄、てんかん
心肺系:狭心症、血管炎
消化器官系:吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、みぞおちの痛み、嚥下障害
眼や耳:複視、弱視、視界のぼやけ、暗点、色盲、羞明、鳥目、瞳孔拡大、視神経委縮症、失聴、耳鳴
血液:溶血性貧血、低プロトロンビン血症、急性溶血、血小板減少性紫斑症、無顆粒球症
肝臓:肝毒性
代謝:低体温、低血糖
呼吸器系:喘息

皮膚:発疹、そう痒、赤み、発汗
その他:キニーネ中毒、顔の腫れ、溶血系尿毒症症候群、黒水熱など

これらの症状が認められた場合、ただちに医師の診断を受けるようにしてください。

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