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2013-12-12

ソース(記事原文):ドクターズ・ラウンジ

SABCS:薬が高リスク女性の乳癌リスクを低減

ドクターズ・ラウンジ(2013年12月12日) ― (ヘルスディ・ニュースHealthDay News)- サンアントニオ(San Antonio)において12月10日~14日、年次サンアントニオ乳癌シンポジウム(San Antonio Breast Cancer Symposium)が開催されたが、そこで発表された調査によると、アナストロゾールは乳癌を発症するリスクが高い閉経後の女性において、副作用をほとんど伴わず、乳癌のリスクを約半分低下させる。この研究は同時にランセット誌(The Lancet)12月12日電子版に掲載された。

ロンドンのクイーン・メアリー大学(Queen Mary University)のジャック・キュジック(Jack Cuzick)博士および同僚らは、乳癌発症リスクが高い(血縁者に乳癌を発症した人が2人以上いるか、母親や姉妹が50歳になる前に乳癌を発症した)閉経後の女性3,864人(年齢中央値59.3歳;47%が以前ホルモン療法を使用)を無作為にプラセボまたはアナストロゾール(1mg /日)に割り当てた。

追跡期間中央値5.04年の後で、研究者らは乳癌125件と死亡35件とを認めた。上皮内乳管癌25件、エストロゲン受容体陽性浸潤癌62件、エストロゲン受容体陰性浸潤癌25件、そして詳細情報がない乳癌13件であった。研究者らは、アナストロゾール群の女性が乳癌を発症する可能性が53パーセント少ないことがわかった。副作用はほとんどなく、主に筋肉のうずき、痛みやほてりであった。

「我々の最初の研究結果は、乳癌に罹患していないが発症リスクが高い閉経後の女性に対し、アナストロゾールは副作用をほとんど伴わず乳癌の発生率を53パーセント低下させたことを示している」とキュジックはステートメントで述べた。

本研究の一部はアストラゼネカ(AstraZeneca)とサノフィ-アベンティス(Sanofi-Aventis)が資金提供した。キュジックはアストラゼネカのスピーカーズ・ビューローである。


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