ジェルタイプ

ジェル(軟膏)タイプの水虫薬

ジェル(軟膏)タイプは比較的刺激が少なく、また浸透性や使用感にも優れているため、趾間(しかん)型水虫などこすれる部位への使用が適切とされています。

 

抗真菌薬は真菌独特の細胞膜構成要素であるエルゴステロールの生成を阻害することにより真菌の増殖を停止させる作用を有しています。

通常白癬(はくせん)菌の繁殖している角質層は約1ヵ月間で新しい角質層と入れ替わるとされているため、最低でも1カ月以上は塗布する必要があるとされています。

また、患部以外にも原因となる白癬菌が生存している場合があるため、より広い範囲に塗布することが有効とされています。

また、白癬菌を完全に角質から除去するために、長期化した水虫の治療においては、例え症状が見られなくなったとしても最低6ヶ月間は薬による治療を継続することが望ましいと言われています。

 

※外用真菌薬にはクリーム、軟膏、ローションなどがありますが、それぞれの特徴に合わない使用によってかえって症状を悪化させてしまうことがある為注意が必要とされています。