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2014-09-30

ソース(記事原文):ヒーリオ

再発卵巣がんにレナリドミドが有効

ヒーリオ(2014年8月5日9月30日) ― 遅発性の再発卵巣がんの女性を対象とした第II相試験の結果によると、継続的なレナリドミド治療の有効性が証明されたという。

フランス、AP-HP(Assistance Publique ― Hopitaux de Paris)腫瘍内科のフレデリック・ゼレMD(Frederic Selle, MD)と共同研究者らは、上皮性卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんが組織学的に確認された女性45人を対象に、継続的な経口レナリドミド20 mg/日(レブラミド、セルジーン社(Celgene))の安全性と有効性を評価した。

この女性たちは前の治療から6カ月後には無症候性の再発があった。女性たちの78%は漿液性であり、73%は前の治療で化学療法を一度受けていた。

主要評価項目は、4カ月時点での病勢コントロールで評価した有効性とした。副次評価項目はPFSと安全性とした。

試験の結果、PFI(白金製剤の最終投与日から再発までの期間)中央値は11.3カ月(6.9~56.8カ月)であった。4カ月時点で臨床的に有益だった割合は38%(95% CI 23-53)であった。研究者らの報告によると、PFIが6カ月から12カ月の間だった女性群よりも12カ月以上だった女性群のほうが病勢コントロール率は高かったという(59%対24%、P=.023)。

全体で見ると、PFS中央値は3.4カ月(95% CI 2.4-4.4)であった。

21例で病勢が安定した。4例はRECIST基準で定義されている部分奏効となった。8例はCA125に効果を認め、うち1例は完全奏効に至った。

毒性を理由に8例が試験を中止した。患者の29%がグレード3または4の好中球減少症を発症した。そのほかに多かった毒性は、疲労(69%)、便秘(53%)、腹痛(49%)、下痢(38%)、悪心・嘔吐(36%)、血栓症(11%)であった。

「遅発性の再発卵巣がんの患者に対し、レナリドミドは興味深い有効性を示す」とゼレ博士らは述べている。「今後の研究で、化学療法剤とレナリドミドの併用を評価することになるだろう」。

利益相反の開示:研究者らの、関連するすべての金銭的開示事項については論文を参照のこと。


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