ロニタブ-5は血管拡張剤であり、反射性頻脈および狭心症を引き起こす可能性があるため、β遮断薬または交感神経抑制剤の併用が望ましいとされています。
ロニタブ-5を単剤服用した場合、むくみなどを症状とする塩分・水分の滞留や、心臓疾患症状の悪化を引き起こすことがあるため、利尿剤または塩分摂取を制限する薬と併用することが望ましいとされています。
ほかの降圧剤を服用している場合、ロニタブ-5を併用すると血圧が極度に下がります。
以下の場合、ロニタブ-5を絶対に服用しないでください。
・ロニタブ-5の成分に対して、アレルギーの既往歴のある人
・主に腎臓周辺の腫瘍(褐色細胞腫)による高血圧の人
以下の場合、ロニタブ-5の服用に充分注意してください。
・心筋梗塞の既往歴のある人
ロニタブ-5を服用するほとんどの人に、体毛が全体的に濃くなる傾向がみられます。
ごくまれに血小板減少や白血球減少が起こることがあります。
ロニタブ-5との因果関係は不明ですが、心膜炎、心外膜液、心タンポナーデが発症したとの報告があります。
まれな遺伝性のガラクトース不耐性、ラップ入糖欠損症、グルコース・ガラクトース吸収不全症の人はロニタブ-5を服用しないでください。
ロニタブ-5との因果関係は不明ですが、深刻な血圧上昇、特に静脈における血圧の迅速制御のある人では、失神、脳卒中、心筋梗塞や、視覚や聴覚の減退、失明、難聴を伴う特殊感覚器官の虚血を引き起こすことがあります。
また循環障害やクリオグロブリン血症のある人も器官に影響を及ぼす可能性があります。
妊娠中の服用に関する安全性は確立していないため、妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。
乳汁中への移行が確認されているため、授乳中の人はロニタブ-5を服用しないでください。
小児、特に乳児に対しての服用は制限されているため、服用には充分注意してください。
高齢者の場合、服用開始量として1日2.5mgから始めることが望ましいとされています。
発毛作用に関してはロニタブ-5を服用中の間にのみ有効で、服用の中止により発毛効果は期待できなくなります。