以下の場合、ロテフラム点眼液0.5%を絶対に使用しないでください。
・眼球や結膜にウイルス性感染(上皮単純ヘルペス、樹枝状角膜炎、水痘など)や目にマイコバクテリア感染のある人、眼球組織に真菌症のある人
・ロテフラム点眼液0.5%の成分に対し過敏症の既往歴のある人
コルチコステロイドの長期使用は、視神経障害を伴う高眼圧症や緑内障、視力および視野異常、後嚢下白内障を誘発するおそれがあります。現在、緑内障を患っている人は注意して使用してください。
コルチコステロイドの長期使用は、宿主反応を抑制して眼の二次感染の可能性を増大させるおそれがあります。角膜や強膜を薄くさせる病気においては、局所的にステロイドを使用することで穿孔が起こることが知られており、目が急性化膿を起こした場合、ステロイドはその感染をマスク、または現在ある感染を助長させることがあります。また、白内障手術後のステロイドの使用は、治癒を遅らせ、ブレブ形成の発生を増加させることもあります。
コルチコステロイドを使用した長期的治療は、真菌病を引き起こすおそれがあります。角膜潰瘍が続く場合は、真菌病の疑いも考慮してください。
ロテフラム点眼液0.5%に含まれるベンザルコニウムは、眼に炎症を起こすおそれがあります。
医療的に必要とされる以外は、白内障手術後にはコンタクトレンズを装着しないでください。
ロテフラム点眼液0.5%の点眼前にコンタクトレンズをはずし、15分以上経過してから装着してください。
2日経っても症状が改善しない場合は、別の治療方法を考慮してください。ロテフラム点眼液0.5%を10日以上使用している場合は、眼内圧検査を行なってください。
安全性が確立していないため、妊婦および妊娠中の人は、ロテフラム点眼液0.5%による治療の必要性が危険性を上回る場合に限り、使用を検討してください。
安全性が確立していないため、授乳中はロテフラム点眼液0.5%を使用しないでください。