以下の場合、ラリアゴDS 500mg を絶対に服用しないでください。
・ラリアゴDS 500mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・アミオダロンを服用中の人
【慎重服用】
・肝機能障害(特に肝硬変)の人
・腎臓障害の人
・ポルフィリン症の人: 特にアルコール高用量摂取者において重篤な全身症状を誘発し、およびポルフィリンの尿中排泄量を増加させるおそれがあります。
・てんかんの既往歴のある人: まれにクロロキンによる発作が報告されているため、抗てんかん療法の分野での服用またはてんかんの既往歴のある人は、服用による危険性と有益性を考慮してください。
・疥癬のある人: 重症発作が起こるおそれがあります。
・ブドウ糖6リン酸脱水素酵素欠損症の人: 血球破損のリスクのおそれがあります。
【重要な使用上の注意】
・マラリア予防公式ガイドラインおよび抗マラリア薬に対する抵抗保有率の局所情報を踏まえた上でラリアゴDS 500mgの使用を検討してください。
・クロロキン服用により、まれに広範性実質性肺疾患がみられることがあります。このような場合、ステロイドによる治療後の反応を観察してください。
・ラリアゴDS 500mgを長期間にわたり高用量服用する場合は、ほかに適当な治療薬がない場合のみとし、またその使用について充分に考慮してください。また長期治療の場合は、心筋症の観察を受けてください。
・長期治療中および服用終了後に、不可逆的網膜損傷および角膜変形が発症するおそれがあります。クロロキンの服用前および以下の場合は3-6ヵ月ごとに眼科検診を受けてください。
1.12ヵ月以上継続におよぶ高用量のクロロキンによる治療
2.3年以上のクロロキンによる週間治療
3.服用総量が1.6g/kg(累積投与量100g)超過
・まれに骨髄抑制が発生することがあるため、長期治療中は定期的に血球数検査を行なってください。
妊娠中または妊娠の可能性のある人は、ラリアゴDS 500mgを服用しないでください。
授乳中の人に関する安全性は確立していません。
ラリアゴDS 500mg の初回服用により視覚に影響を与えることがあるため、服用中は車などの運転を含む危険を伴う機械操作をする際は注意してください。