【警告】
主成分であるイグラチモドを1日で125mg服用した海外の臨床試験で、命に関わる汎血球減少症が認められています。そのためミモッド 25mgを使用する際は、リウマチ治療に十分な知見と経験を持った医師の元で使用しなければなりません。また緊急時の措置が可能な医療施設で使用する必要があります。
【禁忌】
次に該当する方が服用できません。
・妊娠中、妊娠の可能性がある方
・重篤な肝障害がある方
・消化性潰瘍がある方
・主成分のイグラチモドに過敏症がある方
・ワルファリンを服用している方
ミモッド 25mgには、催奇形性や早期胎児死亡率が増加することがわかっています。そのため妊娠している方や妊娠の可能性がある方は服用できません。また副作用として肝機能障害や消化性潰瘍が発現する恐れがあるため、重篤な肝障害がある方、消化性潰瘍がある方も服用できないお薬です。イグラチモドに過敏症がある場合は、もちろん使えないのですが、ワルファリンを服用中の方も服用できないため注意してください。併用によって重篤な出血が起こる可能性があります。
【慎重服用】
・乳汁中への移行が認められているため、授乳中の方は服用を避けて下さい。
・副作用で肝機能障害が起こる可能性があるため、肝障害がある方、既往歴がある方は慎重に服用します。
・40kg未満の低体重の方が使用すると、副作用の発現率が高まることから注意が必要です。
・血液障害を悪化させる恐れがあるため、貧血や白血球減少症、血小板減少症や骨髄機能低下などの症状がある方は慎重に服用します。
・副作用が起こりやすくなるため、腎障害がある方は慎重に服用します。
【高齢者】
高齢者ではミモッド 25mgの血中濃度が高くなりやすいことがわかっています。ミモッド 25mg単剤で使用したケースでは副作用の発現率に大きな差がなかったものの、メトトレキサートと併用したケースにおいては副作用が起こりやすくなることが明らかです。とくに他の薬剤と併用する場合は十分に状態を観察してください。
【妊婦や授乳婦など】
妊娠中や妊娠の可能性がある方には、胎児の催奇形性や早期胎児死亡率の増加が起こる可能性があるため使用できません。授乳中の方に関しても、薬剤が乳汁中へ移行することがわかっていますので、授乳中の服用は避けてください。
【小児】
小児がミモッド 25mgを使用した際の安全性については、まだ確立されていません。