以下の場合、絶対にミニジアブ5mgを服用しないでください。
・ミニジアブ5mgの成分およびスルホニル尿素、スルフォンアミド剤に対して過敏症の既往歴のある人
・インスリン依存性糖尿病、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡の人
・重篤な腎臓または肝臓障害のある人
・ミコナゾールによる治療を行なっている人
・妊婦および授乳婦
【慎重服用】
・G6PD(グルコース6リン酸脱水素酵素)異常症の人: グリピジドはスルホニル尿素剤であり、G6PD異常症の人では溶血性貧血を引き起こすことがあるため服用に注意が必要です。
【使用上の注意】
・低血糖: すべてのスルホニル剤は重篤な血糖降下作用をもたらします。腎臓または肝臓機能不全の場合はグリピジドの血中濃度を上昇させ、肝機能不全の人では糖新生能を減少させることがあるため、血糖降下作用のリスクが増加します。
高齢、衰弱、栄養不良および、副腎または下垂体機能不全の人では、特に血糖低下作用が顕著に現われることがあります。
また高齢者やβ遮断薬を使用している人では、低血糖の発見が困難な場合があります。低血糖はカロリー摂取量が充分でない場合、長時間または激しい運動の後、アルコールの摂取、複数のグルコース低下薬を服用している人においては、より低血糖が起こる傾向にあります。
・血糖コントロール喪失: 糖尿病療法により症状が安定している人が、発熱、外傷、感染、手術などのストレスを受けた場合、血糖コントロール喪失が起こることがあります。その場合は、グリピジドの服用を中止し、インスリンを使用してください。
・グリピジドを含む経口低血糖薬の低血糖効果が、糖尿病の重症化や薬剤に対する反応低下により、多くの人においてこのところ薄れてきています。この現象は二次障害として知られており、最初の薬剤服用時に効果が現われない一次障害とは異なるため、そうなる前に服用量の調整、食事療法などを行なってください。
・腎臓疾患、肝臓疾患: グリピジドの薬物動態および/または薬力学は、腎臓または肝臓に疾患のある人に影響を与えると考えられています。血糖降下がみられた場合は、適切な管理が必要です。
・グリピジドによる治療を開始する前に、その有益性とリスクを充分に理解してください。
・グリピジドによる治療以外にも食事療法や日常生活の改善などの治療法についても考慮してください。
・尿および血糖の検査を定期的に行なってください。
妊娠中の人および妊娠の可能性のある人は、絶対に服用しないでください。
授乳中の人の服用に対する安全性は確立していません。