ヘパプラスは肝臓の働きが気になる人や、例えば消化の悪い食べ物、投薬、アルコール、刺激物などが原因となって一時的に肝機能が弱まった人などの肝臓の改善に有効であるほか、消化器系が適切に働くようにする作用も期待できるサプリメントです。
肝臓は胸とおなかを区別する横隔膜の下、胃の隣に位置する身体の中でいちばん大きい臓器で、その重さは成人で1.0-1.5kgほどあります。肝臓には大きな力の貯えがあり、病気で肝臓の85パーセントが破壊されても働き続けることができると言われているほか、例え一部を切り取られたとしても再生できる唯一の臓器でもあります。
肝臓は人間が生きるために欠かすことができない500にもおよぶ役割を担っていますが、その働きは大きく3つに分けられます。ひとつめは脂肪やたんぱく質を分解し、破壊された赤血球の色素や過剰なコレステロールなどの老廃物を体外に排出する働きを持つ胆汁の生成・分泌です。続くふたつめは栄養素の代謝で、食べ物から吸収した栄養素はそのままの形では利用できないため、これらの栄養素を別の成分に変換して貯蔵し、必要に応じてそれを分解してエネルギーを生産しています。また肝臓でつくった物質を血液中に送り出し、全身の器官や臓器に供給する働きもしています。このほかにもアルコールやニコチンなど体内に入った有害物質を中和して無毒化し、胆汁に溶かして便として体外に排泄する解毒作用があります。
肝臓の機能が弱まると解毒作用が下がり、本来であれば排泄する必要のある毒素が体内に溜まるため全身倦怠感、易疲労、シミ、集中力欠如、食欲低下、イライラ、右上腹部不快感などの症状があらわれることがありますが、肝臓の機能が低下しても自覚症状はほとんどありません。健康な肝機能を維持するためには日ごろから暴飲暴食、喫煙やアルコールを控えるほか、しじみやホタテ、大豆製品、海藻類、卵など肝臓にいいと言われる食品を積極的に取り入れ、さらに休養や睡眠しっかり取ることが大切です。
主に天然植物エキスを成分とし、このような生活と併せて服用することで正常な肝機能の維持が期待できるサプリメントがヘパプラスです。主要成分のひとつであるチョウセンアザミは別名アーティチョークとも呼ばれるキク科の植物で、ヨーロッパやアメリカでは野菜として食されています。その苦味成分のシナリンは胆汁の分泌を促進しますが、胆汁がつくられる際には胆汁酸が必要となり、また胆汁酸をつくるにはコレステロールが必要となるため、胆汁分泌を促進するチョウセンアザミは結果的にコレステロール値を下げる効果があると考えられているほか、糖尿病の予防、排便促進などにも有効であるとの報告があります。
さらにヘパプラスには血中のアンモニア濃度を低減し、尿素の合成を高めることで肝機能の回復が期待できるエルオルニチンアスパラギン酸塩と、脳や神経、皮膚などを健康に保つビタミンB群が含まれています。ビタミンBはどれかひとつだけではほとんど意味をなさず、それぞれが相互に作用し合って効果を発揮するだけでなく体内に溜めておくことができないため、毎日摂取する必要があるビタミンです。ヘパプラスには神経系の機能を正常にして成長を促進するビタミンB1のチアミン(サイアミン)、脂質、糖質、たんぱく質の代謝に使われる酵素の補酵素のほか、発育に重要なビタミンB2であるリボフラビン、脂質の代謝促進、アルコール分解作用、抗酸化作用や多くの酵素反応に関与しているビタミンB3のナイアシン、そしてストレスに対する抵抗力を高め、エネルギー代謝や肥満予防、善玉コレステロールの亢進、免疫力を高めるなどの効果を持つビタミンB5とも呼ばれパントテン酸に加え、たんぱく質の代謝に関わり神経細胞の興奮を抑えるビタミンB6など、ビタミンB群全8種類のうち5種類を含んでいます。