以下の場合、ピルフェネックス200mgを絶対に服用しないでください。
・ピルフェネックス200mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
【警告】
・ピルフェネックス200mgの使用にあたっては、光遺伝性試験において染色体構造異常を示し、光暴露に伴う皮膚の発ガンの可能性があることを充分に理解した上で服用を開始してください。
・ピルフェネックス200mgの使用は、特発性肺線維症の治療に精通している医師のもとで行なってください。
【慎重服用】
・肝機能障害のある人: 肝機能障害を悪化させるおそれがあります。
・腎機能障害のある人
・高齢者: 生理機能が低下しているので、慎重に使用してください。
【重要な基本的注意】
・光線過敏症が現われることがあり、また光暴露に伴う皮膚の発現の可能性があるため、使用にあたっては事前に以下の点について充分に理解してください。
1.外出時には長袖の衣服、帽子などの着用や日傘、日焼け止め効果の高いサンスクリーン(SPF50+、PA+++)の使用により、紫外線に当たることを避けるなど、光暴露に対する防護策を講じてください。
2.発疹、そう痒などの皮膚の異常が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。
・眠気、めまい、ふらつきが起こることがあるので、ピルフェネックス200mgを服用中の人は、自動車の運手など危険を伴う機械の操作に従事しないように注意してください。
・AST(GOT)、ALT(GPT)などの上昇を伴う肝機能障害、黄だんが現われることがあるので、ピルフェネックス200mgの服用中は定期的に検査を行ない、状態を充分に観察してください。
【用法・用量に関連する使用上の注意】
・ピルフェネックス200mgは初期用量として1回200mg(1日600mg)から開始し、2週間を目安に1回200mgずつ漸増し、1回600mg(1日1800mg)で維持することが望ましいとされています。
・胃腸障害などの発現時には必要に応じて減量または休薬を検討してください。なお症状が軽減した場合、1に従い漸増し、維持用量の目安を1回400mg(1日1200mg)以上とすることが望ましいとされています。
・食後服用と比べ空腹時服用では、ピルフェネックス200mgの血漿中濃度が高値を示し、副作用が現われるとのおそれがあるので、食後に服用してください。
妊婦または妊娠している可能性のある人は、服用しないことが望ましいとされています。
授乳中の人は、ピルフェネックス200mg服用中は授乳を避けてください。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。