ビクトーザ薬液本体(3mLx1本)には針は標準装備されておりません。そのため最長8mm、太さ32Gのノボファイン/ノボツイスト使い捨て注射針を20本サービスとして普通郵便で別発送させていただいております。それ以上必要な場合は、ビクトーザ専用注射針10本セットを別途ご購入下さい。
・1日1回、最初の1週間は0.6mgの使用から始めます。
・医師の指示があれば1日1回の使用量を1.2mgに増やしてください。
・1.2mgの使用で血液中のブドウ糖濃度が適切にコントロールできない場合は、医師の指示により1日1回の使用量を1.8mgに増やします。
ビクトーザの使用量は必ず医師の指示に従うようにしてください(使用量を医師の指示なしに変更しないで下さい) 。
【用法・用途に関する注意事項】
日本で承認されているビクトーザの用法・用量は日本独自の臨床試験に基づいて定められているため、海外でのものとは異なり、以下のようになっています。
1日1回(朝か夕)0.3mgの使用から開始します。
1週間以上の間隔をあけながら0.3mgずつ増量し、0.9mgまで増量します。
ビクトーザは皮下注射(皮膚の下の脂肪層への注射)ですので特別な技術を必要とせず、とても簡単に使用する事ができます。
ただし静脈や筋肉に注入してないように気を付けて下さい。注入に最も適した場所は大腿前部、腰前部(腹部)および上腕部です(注射後揉む必要はありませんし、入浴も可能です)。
ビクトーザ1本にリトグラルチドが18mg配合されています。1回の使用量は0.6mg、1.2mg、1.8mgのいずれかを選択することができます。
毎日0.6mgずつ使用した場合、約30日分の量が1本に含まれています。
ビクトーザは1日のうちいつでも注入できます。毎日の同じ時間帯に注入することが望ましいとされています。
【注射針の取り付け(下のリンクをご参照ください)】
1 ペン型注入器のキャップ部分をはずします。
2 使い捨て注射針の紙のつまみを引っ張り注射針を取り出します。注射針がまっすぐ
になるようにペン型注入器の装着部にねじ止めてください。
3 注射針の外側の針カバーを外します。このカバーは廃棄しないでください。
4 注射針に被せられている内側の針キャップを外します。こちらのキャップはすぐに廃棄して下さい。
△ 汚染を避けるため、使用する度に新しい注射針を使用してください。
△ 注射針を曲げたり破損しないよう気をつけてください。
△ 注射針の事故を避けるためにも、一度外した内側のキャップを再度被せることはしないで下さい。
【空打ち(下のリンクをご参照ください)】
ペン型注入器での使用前に必ず下記に従って空打ちをしてください。
6 単位ダイヤルを回し、使用量の下にある流量チェックラインに合わせます。
7 針先を上に向けて持ちペン型注入器を持ちます。ペン型注入器のカートリッジ部分を指先で数回軽くはじきます。はじくことによって気泡がカートリッジの上部に集められます。
8 針先を上に向けたまま表示ラインが「0mg」になるまで注入ボタンを押します。リラグルチドが針先から出るまで6~8の所作を繰り返してください。もし6~8の所作を6回行なってもリラグルチドが針先から出ない場合は注射針を交換し、6~8の所作をさらに6回繰り返してください。それでもリラグルチドが針先から出ない場合はペン型注入器が故障しているので、新しいペン型注入器を使用する必要があります。
△ もしペン型注入器を床などに落としたり、何かがおかしいと思われる場合には新しい使い捨て注射針を装着し、使用前に流動を確認してください。
【単位の設定 (下のリンクをご参照ください)】
ダイヤル表示が「0」になっていることを確認してください。
単位ダイヤルを使用する量になるまで回してください(0.6mg、1.2mg、1.8mg)。
誤った使用量に合わせてしまった場合は、ダイヤルを前後に回して正しい使用量に合わせてください。ダイヤルを回しているときに注入ボタンを押さないで下さい。針先からリラグルチドが出てしまいます。残量分が不足している場合、投与量に達する前に単位ダイヤルが動かなくなります。その場合:
投与を2回の注入に分ける
単位ダイヤルを0.6mgか1.2mgに合わせて使用した後、新しい注入器で不足分を注入します。
新しいペン型注入器で一度に使用する。
単位ダイヤルが0.6mgになる前に止まってしまった場合、新しいペン型注入器に替えて注入します。
△ 単位ダイヤルを回すとカチッという手ごたえがします。この手ごたえで使用するリラグルチドの量をはからないでください。
△ カートリッジについている残量目盛で使用するリラグルチドの量を正確にはかることはできません。
△ 0.6mg、1.2mg、1.8mg以外の量を選択しないで下さい。正しい使用量を得るためには、ダイヤル表示の数字が正確にポインターに合わせられている必要があります。
【注射】
注射針を医師や看護婦に指示された方法で刺し、以下の所作を行なってください。
9 ダイヤル表示が0mgに戻るまで注入ボタンを押します。この時に指がダイヤル表示に触れたり、単位ダイヤルを回してしまったりすると使用の妨げになるおそれがあるので、ほかの指が触れないように注意して下さい。完全に注入するために、最低6秒間は針を刺したまま注入ボタンを押し続けてください。
10 針を抜きます。抜いたあと針先にリラグルチドが出ていることがありますが、これは使用する量には関係ないので心配する必要はありません。
11 針先を外側の針ケースに入れます。この時針ケースを持たないようにしてください。
12 針先がケースに入ったのを確認した後、注射針全体を針ケースに押し込み、針ケースごと回して注射針を装着部から外します。注射針を注意しながら廃棄し、注入器のキャップをはめます。注入器が空の場合は注射針を取り外した後に廃棄してください。日本では注射針などの医療廃棄物の処分については、地域により特別な取り決めがなされていますので、その取り決めに基づいて適切に処分をするようにしてください。
△ 注入後は注射針を必ず取り外し、注入器に注射針が付いていない状態で保管してください。
△ 注射針が付いているとリラグルチドの汚染、感染、漏れなどなどの原因となる場合があります。
△ 介護者は使用後の注射針を取り扱いで怪我をしないよう注意して下さい。
使い方リンク-PDFファイル。英語ですが、使用法の図が示されています。
【保管】
子供の手の届かないところで保管して下さい。
ほこりや液体を避けて保管して下さい。
刺激性の弱い洗剤で湿らせた布で注入器を拭いて清潔に保ってください。洗ったり、水に浸したり、油をさしたりすることは故障の原因となりますのでしないでください。
開封前
冷蔵庫(2℃~8℃)で保管して下さい。冷蔵庫内の冷凍室から離れた場所で保管して下さい。
使用中
注入器は30℃以下の室内で1ヶ月間保管することができます。また、冷蔵庫(2℃~8℃)の冷凍室から離れた場所で保管することも可能です。
注入していない時は注入器にキャップを被せて光が当たらないようにしてください。