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2011-12-23

ソース(記事原文):ヘルスディ・ニュース

ネビラピンの長期投与で母乳によるHIV感染が減少

ヘルスディ・ニュース(2011年12月23日)― ランセット誌オンライン版で12月23日発表された研究によると、予防薬ネビラピンは安全で、6カ月齢になるまで母乳保育中のヒト免疫不全ウイルス1型母子感染を減少できる。南アフリカ・ヨハネスブルグのウィトウォーターズランド大学(the University of the Witwatersrand)のフーセン・M・コーバディア(Hoosen M. Coovadia)医師と同僚らは、母乳を介してHIV-1 に晒される6週間を超え6カ月齢までの乳児の長期ネビラピン治療の安全性と有効性を調査した。2008年から2010年の間、生後6週間ネビラピン治療を受けたHIV感染のない乳児を、長期ネビラピン(756児)またはプラセボ(761児)投与に無作為に割り付け、期間は6カ月齢までか断乳時期までのどちらか早い方であった。6カ月齢でのHIV-1感染と副作用がそれぞれ主要有効性エンドポイント、安全性エンドポイントで、群間で比較された。

研究者らは、長期治療群の乳児の1.1%(95 %信頼区間[CI] 、0.3 から 1.8) および対照児 の2.4 % (95 % CI、1.3 から3.6) が6週間から6カ月の間にHIV-1を発症し、差異は1.3% (95 % CI、 0 から2.6)であった。これは54 %の感染率低下に等しかった(P = 0.049)。6カ月死亡率と、HIV感染と死亡率との組合せは群間で有意差がなかった。重篤な副作用が長期ネビラピンおよび対照群で乳児のそれぞれ16 %、15 %に見られた。有害事象、重篤有害事象、死亡の頻度は群間で有意差がなかった。

「ネビラピン予防薬は、乳児が6カ月齢になるまで母乳を介したHIV-1母子感染を予防するのに使用しても安全である」と著者らは書いている。

この研究の製品はベーリンガーインゲルハイムが提供した。


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