タルグレチン(ベキサロテン)75mg

566970 円 !! 税関対応が可能なご注文のみ承ります。レチノイドの一種であるベキサロテンを有効成分とする抗悪性腫瘍剤です。1999年に米国で「タルグレチン」の製品名で承認され、2016年の時点で、約39の国または地域で皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)の治療剤として販売されており、海外では標準療法に用いる薬剤の1つとされています。

Targretin (Bexarotene) -75mg (100 Capsules)

內容量 : 100カプセル
価格: 566970 円

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有効成分

ベキサロテン(Bexarotene)

 

製造国

ドイツ(ニュージーランド・オーストラリア市場向け)


製造元

エーザイ株式会社 (Eisai Ltd.)


下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

●皮膚T細胞リンパ腫
1日1回、食中または食後すぐに経口服用します。

初期服用量(300mg/㎡/日)

服用カプセル数量

体表面積(㎡)

1日の服用量(mg/日)

0.88 – 1.12

300

4

1.13 – 1.37

375

5

1.38 – 1.62

450

6

1.63 – 1.87

525

7

1.88 – 2.12

600

8

2.13 – 2.37

675

9

2.38 – 2.62

750

10

症状などにより適宜増減します。

●アルツハイマー症
医師に指示された量と服用方法に基づいて使用してください。

タルグレチン75mgは、本来は皮膚T細胞性リンパ腫に対する治療薬ですが、近年、アルツハイマー病の症状を急激に改善する効果がマウス実験で発見されたことから、人間に対してもその効果が期待され研究が続いています。

白血球は血液細胞のひとつで、いくつかの種類に分類することができますが、そのひとつがリンパ球です。リンパ球は、胸腺でつくられるT細胞と、主に骨髄でつくられるB細胞とに分けられ、本来は人間の体を異物から守る働きをする細胞集団ですが、何らかの原因で細胞のDNAが傷つき、悪性化したリンパ球が増殖することで体にさまざまな影響を与える病気が悪性リンパ腫です。

皮膚T細胞リンパ腫は、リンパ球のT細胞が悪性化して主に皮膚で増殖・進展し、長期間かけて多発や再発を繰り返して発病します。しばしばリンパ節の腫れからはじまり、痛みなどの症状を伴わないために、気がついた時には複数部位のリンパ節が同時に腫瘍を形成していることも多く、予後不良に至ることもあります。
海外では、年間人口10万人あたりおよそ0.3-0.9人程度とされているごくまれな疾病で、日本での発生頻度は欧米白人の10-20%程度と推定されています。しかし近年では増加傾向にあり、日本皮膚悪性腫瘍学会が行なった調査結果によると、2008年度の新規発症者数は278人と発表されています。

この皮膚T細胞リンパ腫の代表的な臨床病型に、菌状息肉症やセザリー症候群があります。
菌状息肉症は皮膚T細胞リンパ腫の大半を占める疾患で、約20-30年かけて紅斑期、患部が少し盛り上がって硬くなる扁平浸潤期という緩慢に経過する時期を経て、多発性皮膚腫瘤を主な症状とする腫瘍期に至ります。場合によっては臓器浸潤、感染症などを併発したり、全身のリンパ節、肝臓、脾臓などが腫れ、末期には白血病になることもあります。
またセザリー症候群の場合は、全身の皮膚が赤くなる紅皮症やかゆみなどの症状が現われ、全身のリンパ節や脾臓が腫れ、白血球が増えます。女性よりも男性に多く、いずれは死にいたる病気です。

この皮膚T細胞リンパ腫の治療に効果を発揮するのがタルグレチン75mgです。
健常な体では、ガン細胞など人体に害を及ぼす細胞は自ら命を絶つように働く、アポトーシスと呼ばれるプログラムが機能していますが、この機能がうまく働かなかなくなることでガン細胞が増殖すると考えられています。
タルグレチン75mgの有効成分であるベキサロテンは、アポトーシス不全を正常に導く作用を持つレチノイドの一種で、選択的にレチノイドX受容体(RXR)サブタイプに結合し、活性化します。このRXRはさまざまな受容体と協力し合い、腫瘍細胞の分化を促すことで、皮膚T細胞リンパ腫に対して治療効果作用を発揮すると考えられています。

マウスの実験で抗がん剤「ベキサロテン」がアルツハイマー病を改善させることを示唆した論文が2012年に出されていますが、2013年に研究4チームが5月24日の米科学誌サイエンスで、個別の実験を通じて同様の結果を得ることができなかったことを報告しています。
アルツハイマー病は 、主に学習機能や記憶機能の低下を伴う病気で、人口の高齢化と共に世界的な問題になっていますが、現在までのところ効果的な治療法はまだ見つかっていません。
人間の脳では、アミロイドベータという物資が生成されており、健康な人においては脳が効率的にアミロイドベータを除去できるのに対し、アルツハイマー病患者の脳はそれができないため、その結果生じるアミロイドベータの蓄積がアルツハイマー病をもたらすと考えられています。

マウスによる実験の結果、タルグレチン75mgの有効成分であるベキサロテンは、投与後数時間以内に効果を現し始め、結果的にはアミロイドベータを75%除去しただけでなく、アルツハイマー病を患ったマウスに有意な行動が見られたとの報告があり、人間に対しても同等の効果を発揮すべく、研究が続けられています。

腫瘍細胞の分化を促すことで、皮膚T細胞リンパ腫に対して治療効果作用を発揮します。

アルツハイマー病に対して、即効的な改善をもたらす可能性について研究が続けられています。

ベキサロテンを有効成分とした薬剤は日本では2015年にベキサロテンとして承認されています。海外ではTargret、Targetyn、Targrexinなどの名前で発売されています。

以下の場合、タルグレチン75mgを絶対に服用しないでください。
・タルグレチン75mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・妊娠中の人、または授乳中の人
・妊娠する可能性のある人
・すい炎の既往歴のある人
・未治療の高コレステロール症の人
・未治療の高トリグリセリド血症の人
・ビタミンA過剰症の人
・未治療の甲状腺疾患の人
・肝不全の人
・全身感染症が進行中の人

【慎重服用】
・ゲムフィブロジル、抗高脂血症薬を服用中の人
・タモキシフェン、パクリタキセル、アトロバスタチンを服用中の人
・経口または体内吸収性避妊薬を使用中の人
・レチノイド製剤(イソトレチノイン、エトレチナート、トレチノインなど)に対し過敏症の既往歴のある人
・糖尿病の人
・胆のうに疾患のある人または既往歴のある人
・肝臓疾患のある人または既往歴のある人
・少量以上のアルコールを日常的に摂取している人
・特に真菌感染、細菌感染、発作の治療薬を服用中の人
・多量のグレープフルーツ、またはグレープフルーツを摂取している人

【使用上の注意】
●一般: 
・レチノイドに対して過敏症の人は、注意してタルグレチン75mgを服用してください。
・タルグレチン75mgの服用中は献血を避けてください。
・ブチル化ヒドロキシアニソールは粘膜に炎症を起こすおそれがあるため、カプセルは噛まずに、完全に飲み込んでください。

●脂質:
・ベキサロテンの摂取により脂質異常が起こることが証明されています。タルグレチン75mgによる治療を開始する前に、ベキサロテンに対する脂質応答が確立する2-4週間の間、空腹時血中脂質(ゴリグリセライドおよびコレステロール)検査を1週間間隔で行ない、その後は最低1ヵ月に1回は行なってください。
・空腹時トリグリセリドを、タルグレチン75mg治療を開始する前に正常にしてください。
・臨床的続発症のリスクを減らすためにも、空腹時トリグリセリド値は4.52mmol/l以下になるようにし、万一レベルが上昇した場合は、抗高脂血症剤治療が推奨されており、また必要に応じて減量または休薬を行なってください。
・臨床試験結果によると、アトロバスタチンと併用した場合でもベキサロテン濃度に影響を与えませんが、ゲムフィブロジルと併用した場合は大幅に増加するため、併用を避けてください。

●すい炎:
・臨床試験の結果、空腹時血清トリグリセリドの上昇による急性すい炎の発生が報告されています。
・すい炎のリスク因子を持つCTCL(皮膚T細胞性リンパ腫)の人(すい炎の既往歴のある人、未治療の脂質異常症の人、多量アルコール摂取者、未治療の糖尿病のある人、胆道疾患の人、トリグリセライド値を上げる、またはすい毒性上昇させる治療を受けている人など)は、服用の有益性が危険性を上回る場合に限りタルグレチン75mgを服用してください。

●肝機能検査値(LFT)異常:
・ベキサロテン服用によるLFT異常が報告されていますが、減量または休薬により80%の人が1ヵ月以内に異常が改善されています。
・LFTの基準値を理解し、服用開始後1ヵ月は毎週、その後は毎月注意深く観察してください。SGOT/AST、SGPT/ALT、ビリルビンが正常よりも3倍以上高くなった場合は、減量または休薬を考慮してください。

●甲状腺機能検査変化:
・ベキサロテン服用により、特に甲状腺ホルモン(総チロキシン)および甲状腺刺激ホルモンにおける可逆的減少をはじめとする甲状腺機能検査値の変化が認められています。
・甲状腺機能検査の基準値を理解して治療中は最低でも月に1回の検査と、甲状腺機能低下に伴う症状の出現に注意してください。
・ベキサロテン服用による症候性甲状腺機能低下症がある人は、甲状腺ホルモン補給で症状を改善してください。

●白血球減少症:
・ベキサロテン服用による白血球減少症が報告されていますが、減量または休薬によりほとんどの人において改善されています。
・基準となる白血球細胞の白血球百分率を測定し、服用開始後1ヵ月は毎週、その後は毎月検査を行なってください。

●貧血:
・基準となる赤血球を測定し、服用開始後1ヵ月は毎週、その後は毎月検査を行なってください。
・赤血球が低下した場合は、現行の医療行為に従って管理してください。

●水晶体混濁:
・潜在的または既存の水晶体混濁が、服用期間または服用量とは無関係にベキサロテンの服用により発症することがあります。その関係性については定かではありませんが、ベキサロテンの長期服用との関係性も除外できません。

●ビタミンA補給:
・潜在的付加毒性を避けるため、ビタミンAの摂取は1日15000IU以下に抑えるのがよいとされています。

●糖尿病の人:
・低血糖を引き起こすことがあるため、インスリン、インスリン分泌促進剤(スルホニル剤など)、インスリン増感剤(チアゾリジンジオンなど)を使用中の人は併用に注意してください。
・ベキサロテンの単剤服用による低血糖発現は報告されていません。

●光線過敏症:
・一部のレチノイド使用により光線過敏症が発現するため、治療中は太陽光線の照射を最小限にし、太陽灯は浴びないようにしてください。

●経口避妊薬:
・ベキサロテンは潜在的に代謝酵素を減少させるため、論理的にエストロゲン避妊薬の効果も減少させることが考えられます。
・ベキサロテンは奇形児誘発のリスクが高いため、妊娠する可能性のある女性が服用する場合は、非ホルモンタイプの信頼できる避妊法を行なってください。

妊婦または妊娠している可能性のある人は、絶対に服用しないでください。

授乳中の人は服用しないでください。

以下の薬剤とタルグレチン75mgを併用する場合、注意してください。
・CYP3A4基質(ケトコナゾール、イトラコナゾール、プロテアーゼ阻害薬、クラリスロマイシン、エリスロマイシン): 正式な検査は行なわれていませんが、論理的にベキサロテンの血漿濃度を上昇させるおそれがあります。
・CYP3A4誘導薬(リファンピシン、フェノトイン、デキサメタゾン、フェノバルビタール): 論理的にベキサロテンの血漿濃度を低下させるおそれがあります。
・ゲムフィブロジル: ベキサロテンによる治療中の皮膚T細胞性リンパ腫の人で、ベキサロテン血漿濃度の物理的上昇がみられたとの報告があります。
・グレープフルーツジュース: 論理的にベキサロテンの血漿濃度を上昇させるおそれがあります。

医師の診断を受けてください。

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

タルグレチン75mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
血中脂質上昇、甲状腺機能低下、高コレステロール血、頭痛、白血球減少、そう痒、無力、発疹、疼痛、リンパ腫様反応、リンパ節腫脹、低色素性貧血、造血機能障害、紫斑、
凝固障害、凝固時間延長、貧血、血小板減少症、血小板増加症、好酸球増多、白血球増加、リンパ球増加症、甲状腺障害、甲状腺機能亢進、体重増加、SGOT上昇、SGPT上昇、LDH上昇、クレアチニン上昇、低たんぱく血、痛風、ビリルビン血症、BUN上昇、HDL減少、めまい、感覚鈍麻、不眠症、運動失調、神経障害、知覚過敏、抑うつ、興奮、ドライアイ、眼障害、白内障、弱視、視野障害、角膜病変、視覚異常、眼瞼炎、結膜炎、難聴、耳障害、頻脈、末梢浮腫、出血、高血圧、むくみ、血管拡張、静脈瘤、嘔吐、下痢、吐き気、食欲不振、肝機能検査値異常、口渇、便秘、鼓腸、すい炎、肝不全、胃腸障害、皮膚潰瘍、脱毛症、皮膚肥厚、皮膚結節、ニキビ、発汗、皮膚乾燥、爪障害、単純ヘルペス、膿疱発疹、皮膚変色、頭皮変化、骨痛、関節痛、筋肉痛、筋無力、たんぱく尿、腎機能異常、頭痛、アレルギー反応、感染症、悪寒、異常疼痛、ホルモン値変化、腫瘍、発熱、蜂巣炎、寄生虫感染、粘膜障害、背痛

●極稀に起こる重篤な副作用
剥脱性皮膚炎

トヤマ堂.mdは医薬品危険物の輸出入免許を取得して医薬品販売を行なっています。海外の医薬品卸と直接取引をしており、信頼できる正規品のみをお届けします。仕入れた商品は自社倉庫にて医薬品の品質を徹底管理していますのでどうぞ安心してご利用ください。医薬品の個人輸入においては以下の点にご注意いただく必要がございます。詳細に関しては”個人輸入について”をご覧ください。
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当店で扱う医薬品のほとんどは日本国内では処方箋薬となります。商品説明はお客様の便宜上記しているもので内容を保証するものではなく、また「使用方法・用量・おすすめ商品・効果」等についてのお問合わせには対応できかねますことを予めご了承ください。個人輸入で購入する医薬品は日本での医薬品副作用被害救済制度の適用対象にはならず、輸入した医薬品のご使用はお客様ご自身の責任となりますのでご留意ください。ご注文医薬品について十分な知識が無い場合には、ご購入前に医師や薬剤師に相談し、十分に知識を得られることをおすすめいたします。