以下の場合、ゾニミド25を絶対に服用しないでください。
・妊婦または妊娠している可能性のある人: 妊娠中にゾニサミド製剤を服用した人が奇形(心室中隔欠損、心房中隔欠損など)を有する児を出産したとの報告があるので、妊娠または妊娠している可能性のある人は服用しないでください。
・ゾニミド25の成分に対して過敏症の既往歴のある人
【慎重服用】
・重篤な肝機能障害またはその既往歴のある人: 血中濃度が上昇するおそれがあります。
【重要な基本的注意】
・ゾニミド25の中止により悪性症候群が現われることがあるので注意してください。
・連用中は定期的に肝・腎機能、血液検査を行なうことが望ましいとされています。
・眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、ゾニミド25の服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないよう注意してください。
・発汗減少が現われることがあり、特に夏季に体温が上昇することがあるので、ゾニミド25服用中は体温上昇に留意し、このような場合には高温環境下をできるだけ避け、適切な処置を行なってください。
高齢者では一般に生理機能(腎機能、肝機能など)が低下しているので、状態を観察しながら慎重に服用してください。
母乳中への移行が報告されているので、授乳中の人が服用する場合は、授乳を避けてください。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。
ゾニサミドによる治療中、原因不明の突然死が報告されています。
海外で実施されたゾニサミド製剤を含む複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患などを対象とした臨床試験において、抗てんかん薬の服用群で自殺念慮および自殺企図の発現のリスクが服用していない人に比べて約2倍高いとの報告があります。