以下の場合、ゼンテル400mgを絶対に服用しないでください。
・妊娠または妊娠している可能性のある人: 動物実験において奇形、骨各変異などの増加がみられたとの報告があります。
・ゼンテル400mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
【重要な基本的注意】
・妊娠前に妊娠検査を実施し、妊娠しているかどうかを確認してください。
・ゼンテル400mgによる治療中および治療終了から1ヵ月以内は妊娠を避けてください。
・定期的に肝機能検査を行ない、異常がみられた場合には減量、休薬など適切な処置を行なってください。
・定期的に血液検査を行ない、異常がみられた場合いは服用を中止するなど、適切な処置を行なってください。
高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすくなります。
授乳中の服用に関する安全性は確立していないため、服用中は授乳を避けてください。
小児などに対する安全性は確立していないため、6歳未満の小児などには使用しないことが望ましいとされています。
外国人で脂肪食とともに服用すると、血中濃度が空腹時服用の5倍高まることが報告されているため、嚢胞内への薬物移行量を高めるため食事とともに服用することが望ましいとされています。
海外において、脳を寄生部位とする有鉤嚢虫症の人がアルベンダゾールを服用した場合、脳内の死滅虫体による炎症性反応の結果として、けいれん発作、頭蓋内圧上昇および局所神経徴候などの神経症状が発現し、脂肪に至ったとの報告があります。