下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
通常、成人は6時間ごとに1回1錠を空腹時または食前に経口服用します。
1日の最大服用量は4gまでとします。
12歳未満の子どもは、年齢、体重、症状などを考慮して服用量を決定しますが、軽度から中等度の感染症には、通常、体重1kgにつき30-50mgを1日3-4回に分割して服用します。なお症状により、服用量を2倍にすることもあります。
・レンサ球菌感染治療
服用期間: 10日以上
服用量: リウマチ心疾患の既往のある人のレンサ球菌感染予防には1回1錠を1日2回
・歯科治療または上気道の外科的処置を受ける先天性心疾患、リウマチ性または後天性心臓弁膜症の人でペニシリンにアレルギーを持つ人の細菌性心内膜炎の予防
服用量: 処置開始の1.5-2時間前に1g(子どもは体重1kgにつき20mg)、処置後は1回500mg(子どもは体重1kgにつき10mg)を6時間ごとに8回
・クラミジア・トラコマティスによる新生児の結膜炎
服用期間: 2週間
服用量: 体重1kgにつき10mgを1日4分割にして服用
・クラミジア・トラコマティスによる幼児の肺炎
服用期間: 3週間
服用量: 最適量は確立していませんが、推奨服用量は体重1kgにつき10mgを1日4分割にして服用
・クラミジア・トラコマティスによる妊娠中の泌尿器感染
服用期間: 7日以上(1回250mg服用の場合は14日以上)
服用量: 最適量は確立していませんが、推奨服用量は1回500mgを空腹時に1日4回。不可能な場合は1回250mgを1日4回
・クラミジア・トラコマティスによる単純性尿道または頚管、直腸感染で、テトラサイクリン系が禁忌または非耐容の成人
服用期間: 7日以上
服用量: 1回500mgを1日4回
・第1期梅毒の治療
服用期間: 10-15日以上
服用量: 1日30-40gを分割服用
・淋菌による急性骨盤感染症
服用期間: 7日以上
服用量: 静注として500mgを6時間ごとに3日間、その後1回1錠を6時間ごとに経口服用
・腸アメーバ症
服用期間: 10-14日
服用量: 成人は1回1錠を1日4回、子どもは体重1kgにつき1日30-50mgを分割服用
・百日咳
服用期間: 5-14日
服用量: 最適量は確立していませんが、体重1kgにつき1日40-50mgを分割服用するのが有効との報告があります。
・レジオネラ症
服用量: 最適量は確立していませんが、体重1kgにつき1日1-4gを分割服用するのが有効との報告があります。