エゼトロルの有効成分であるエゼチミブ、及びそのほかの成分に過敏症の方はエゼトロルのご使用をお避けください。
また、他の薬品、食品、保存料、染料などに過敏症の方についても、エゼトロルのご使用をお避け下さい。
過敏症の症状には、以下のような症状があげられます。
・息切れ、喘鳴、呼吸困難
・顔、唇、舌などの腫れ
・発疹、そう痒、じんましん
エゼトロルには筋肉への副作用はほぼないとされています。
エゼトロルを服用中に筋肉の痛み、圧痛、及び倦怠感などの予期しない症状が発現した場合には、血液中のクレアチンキナーゼを測定する必要がある場合があります。
中度の肝機能障害患者においてはエゼトロルの有効成分であるエゼミチブの血中濃度が3-4倍、重度の肝機能障害患者においては5-6倍になるため、これらの患者におけるエゼトロルのご使用は適切ではありません。
妊娠中、或いは妊娠を計画している方におけるエゼトロルのご使用は医師によって薬理効果が危険性を上回ると判断された場合にのみご使用ください。
エゼトロルの妊娠中の使用における安全性については確立されていません。
有効成分であるエチゼラムが母乳中に排出されるかどうかは判明していません。
そのため、授乳中の方における「エゼトロル」のご使用は極力避け、医師によって使用が許可された場合のみご使用ください。
10歳未満の子供の服用におけるエゼトロルの安全性は確立されていません。
エゼトロルの錠剤にはラクトースが含まれているため、ラップラクトーゼ欠乏症や、グルコース・ガラクトース吸収不良症の方においては使用しないでください。
エゼトロルの服用によって、車の運転や機械の操作に影響が出る可能性があるので注意が必要です。
エゼトロルの薬理効力を確認するために、定期的にコレステロール値を測定する必要があります。
治療は薬剤のみに頼らず、可溶性の繊維質の摂取、飽和脂肪摂取量の減少などの低コレステロールの食事や定期的な運動、体重管理などの日常生活の改善も必要不可欠です。